心が反応する不思議
皆さんは、「なぜか分からないけれど反応してしまうこと」はありますか?
私は昔から、赤ちゃんや子供の泣き声が少し苦手です。
苦手と言っても、子供が嫌いなわけではありません。 泣いている声を聞くと胸が締め付けられ、なぜか私まで悲しくなってしまうのです。 自然と涙が出そうになることがあります。
いつからだったのでしょう。
はっきりと覚えていませんが、中学生くらいの頃にはすでにそうだったように思います。
自分なりに考えてみると、小学生のいじめ体験が関係しているのかもしれません。私は同級生より少し太っていて、それが原因でつらい思いしたことがありました。
その後、人との会話では必要以上に気を遣うようになり、失敗を気にしたり、自信を持てなかったりする自分が今でも顔を出します。
だからと言って、それが赤ちゃんの泣き声と結びつくのかといわれると、よくわかりません。
うまく説明できないのです。
看護学校に入ると、小児看護実習は避けて通れませんでした。 実習中は「どうか泣かないでくれますように」と思っていた記憶があります。 そのため、看護師になってからも小児科を選ぶことはありませんでした。
ところが、不思議なことに、一時期は助産師になりたいと思ったこともありました。
生命の誕生には何とも言えない神秘を感じていましたし、「こんにちは赤ちゃん、初めまして!」と、思わず歌いたくなるような感覚さえあったのです。
苦手なのに惹かれる。
今思うと少し不思議です。
その後、様々な経験をつみ訪問看護の仕事に就きました。利用者様の多くは高齢者でしたが、小児の訪問看護に関わる機会もありました。
ある時、泣くという動作ができない赤ちゃんが、私を見ながらぽろぽろと涙を流していました。おそらくオムツが気持ち悪かったのかもしれません。その時も私は、その姿を見て胸が苦しくなりました。
「なぜ私はこんなに反応するのだろう」
そんな疑問が今でも残っています。
街中で普通に赤ちゃんの泣き声を聞くと、今でも胸の奥が締め付けられることがあります。
これはトラウマなのでしょうか。
それとも生まれ持った気質なのでしょうか。
あるいは、幼い頃の体験などで私が思い出せないまま反応しているのでしょうか。
正直なところ、今の私にはわかりません。
心理学を学ぶ中で感じるのは、人の心にはすぐに答えが出るものばかりではないということです。
理由の分からない感情や反応にも、何らかの意味が隠されていることがあります。
大切なのは、無理に答えを見つけようとすることではなく、自分の心に起きていることを否定せずに見つめてみることなのかもしれません。
私自身、この不思議な感覚が何なのか、まだ完全にはわかっていません。
けれど、これからの経験や学びを通して、少しづつ紐解いていけたらと思っています。
そしてもし、皆さんの中にも「理由は分からないけれど心が反応してしまうもの」があるなら、その感覚にも何か意味があるのかもしれません。
私は、これからも皆さんの心に寄り添い、生きずらさを感じる人生が、安らぐ楽しい人生へと変化していくように願いながら、日々研鑽してまいります。
(決意表明見たいですね)